News 2018.December イベント

イベントのお知らせ ワークショップ・勉強会シンポジウム
日時:2018年 12月 5日 水曜日
場所:3331 Arts chiyoda ラウンジ

シンポジウムを開催します。
2017年に開催された国際芸術センター青森での「美術と社会」トークイベントの第2弾。

子供のあり方が未来の社会を作る。美術と社会が交差して豊かに作用していく ということ以前に、日本では地域アートなどでの様々な問題やアートマーケットの小ささなどがよく話題にのぼりますが、その裏には、専門家と一般社会の乖離があり、一般の人々が美術や美術史を学ぶ場や、子供の頃から美術に触れることができる場が決定的に不足している現状があると言えます。
美術と社会の豊かなあり方を考える上で、シンポジウムを開催します。また、実践として、子供のためのアートエデュケーションプログラムを開催します。このプログラムは今後、毎回ゲストアーティストを変え、継続して開催します。

(※キッズワークショップは12月9日(日)に変更になりました。ワークショップの情報はこちら→https://artproject.link/fulfill/2018/11/05/20181209workshop/

 

トークイベント

シンポジウム・勉強会。
日本のアートシーンと教育普及活動の現状、その課題と可能性についてゲストを招いてお話を伺い、それぞれの活動から話し、皆で考える場とします。
さらに、今回は海外からスペャルゲストを招き美術と社会について様々な活動のお話を伺います。

参加費:1500円 国際芸術センター青森 2017カタログ「AC2」と、飲み物付き。

時間:18:30〜21:00

・18:30~19:00

はじめに「美術と社会-あなた/わたし/おとな/こども」vol.2 クロストーク
2017年に開催した国際芸術センター青森での「美術と社会」トークイベントの第2弾となります。
国際芸術センター青森で先鋭的な表現と地域の学校教育を結ぶ教育普及活動に取り組んでこられた金子由紀子さんと、東京都現代美術館でこども向けの現代美術展を企画され現在は船橋市で新しい美術館の立ち上げに取り組んでおられる山本雅美さん、それらの場所で作品を制作し子供と大人が一緒に鑑賞できる展覧会を共に作ったアーティストの船井美佐がそれぞれの活動と思いについて語ります。

金子由紀子(国際芸術センター青森 主任学芸員)
山本雅美(船橋市教育委員会、元 東京都現代美術館学芸員)
船井美佐 (アーティスト)

・19:00〜20:30

スペシャルゲストによるレクチャー

Josue Mattosジョズエ・マトス
(サンタカタリーナ美術館チーフキュレーター、Instituto Adelinaアートディレクター)

ブラジル サンタカタリーナ美術館チーフキュレーターのジョズエ・マトスさんをゲストに招き、お話を伺います。
主にフランスなど海外での美術館と教育普及のあり方や、ブラジルの現在のアートシーンにおける美術と社会の状況、取り組まれているアートプロジェクトやアートセンターの運営など、美術と社会の力についてお話を伺います。
ジョズエさんは国際芸術センター青森の国際交流プロジェクトであるキュレイター・イン・レジデンスにて、ブラジルのアトリエ・フィダルカより招かれ2018年11月〜12月初旬まで日本に滞在中です。

・20:30〜21:00 クロストーク、ゲストに質問、交流。

・21:00終了

✳︎Fulfillは非営利の団体です。いただいた参加費は会場使用料、材料、通訳代、などに補充させていただきます。
ドネーションも受け付けておりますので、よろしくお願いします。

Fulfillは、現代美術を通して それぞれの問題意識を持ち寄り 共に考える開けた場を目指しています。
ここでの交流や出会いからそれぞれの活動が広がっていくことにより、社会が豊かに満たされていくことを目指しています。皆様の参加をお待ちしております。

< プロフィール>

○金子由紀子  かねこゆきこ  青森公立大学国際芸術センター青森(ACAC)主任学芸員。

1978年秋田県生まれ。東京造形大学大学院修了。専門は美術教育・美術館教育。2006年から2年間青年海外協力隊に参加、トンガ王国アホパニロロ職業訓練学校美術コースにて講師を務める。「船井美佐楽園/境界~いつかいた場所~」(2017年)「野老朝雄×青森市所蔵作品展個と群」(2016年)等展覧会や「ラジオワークショップACAC Now On AIR!」(2014-15年)等ワークショップの企画、年間1200人以上訪れる小学生への創作体験の指導などを行い、様々な世界にアクセスする手段としての芸術と教育の可能性について考察し実践を重ねている。

○山本 雅美 やまもとまさみ 船橋市教育委員会 学芸員

学習院大学人文科学研究科博士後期課程中退。ボストン美術館日本美術部でインターンをし、原美術館学芸部アシスタントを経て東京都現代美術館学芸員になる。「MOTコレクション 吉田克朗/中村一美」展(2006年)、「マルレーネ・デュマス」展(2007年)、「ワンダフル・ワールドーこどものワクワクいっしょにたのしもう、みる・はなす、そして発見!の美術展」(2014年)を企画。
現在は、船橋市教育委員会美術担当学芸員。学習院大学非常勤講師 ( 博物館教育論担当 ) 。

○ Josue Mattos  ジョズエ・マトス   サンタカタリーナ美術館チーフキュレーター

 by Mariana Boro

1982年生まれ。キュレーター、美術史家、研究者。ブラジルのサンパウロとフロリアノポリスを拠点として活動。パリ第10大学にて美術史・考古学の学士号(BA)及びコンテンポラリーアート史の修士号(MA)取得。2009年にパリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学にてキュラトリアルプラクティスの修士号(MA)取得。サンパウロSESCの招きで2014年にアートトリエンナーレ「Frestas」を立ち上げ、初年度の総合キュレーターを務める。第6回Marcantonio Vilaça賞受賞。現在、、Pipa賞(リオデジャネイロ)選考委員、Instituto Adelinaアートディレクター。

近年の主な展覧会企画
2018年  「無力なブラジル」 国立歴史博物館、リオデジャネイロ、ブラジル
2017年  「パーティールーム」サンタカタリーナ美術館、サンタカタリーナ、ブラジル
2014-2015年 「存在しないものが無ければ世界には何があるだろう?」(アートトリエンナーレFrestas)、Sesc ソロカーバ、サンパウロ、ブラジル
2012年 「私はあなたであった、あなたは私になる」Paço das Artes、サンパウロ、ブラジル
2009 「サンドラ・シントとブリジア・バルタール – 土地と天国」第8市庁舎、パリ、フランス

 

開催場所:3331ArtsChiyoda  〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目11-14

アクセス https://www.3331.jp/access/

主催:任意団体FULLFILL http://artproject.link/fulfill/

お問い合わせ  TEL:東京都の市外局番+ 3969 4500    E-mail: info@artproject.link

 

"Arts and Society - you / me / children / adult vol.2”
2018.December.5.Wed 18:30-21:00 Symposium・Lecture
2018.December.9.Sun 14:00ー17:00 Kid’s Art Work shop

 

[Fulfill] is a nonprofit organization that thinks about art and society.
We will hold symposiums by experts and art programs by artists.
We will connect art and society, aim for fulfillment of shortage, and create a rich cultural society.

○December, 9, Sun. 14: 00 ~ 17: 00 WS
We plan an education program for children.
Art from 3 years old.

Let’s draw a picture with a big canvas! Everyone take a walk in the picture.
After listening to various works, listening to the artist’s lecture, we will work together.
Mix color and play color with brush and roller. Let’s make a big forest. Everyone speaks their thoughts at the end.
Cut the completed piece and take it home.

Participation fee: 3500 yen
Please make a reservation by e-mail in advance.
Application: name, age, number of people, telephone number
info@artproject.link

○December,5,Wed.18: 30-21: 00 Talk event

Invite guests to think about the the current art scene , the current problems and state of art education and educational dissemination in Japan, and the possibilities of the future and think about everyone’s story.
It is the second part of the symposium at Aomori International Art Center held in 2017.

Participation fee: 1500 yen
(Handouts International Art Center Aomori “2017 Catalog AC 2” with a drink)

・18: 30 ~ 19: 00
· Introduction ~ Crosstalk
“Art and society – you / me / children / adult vol.2”
Misa Funai (contemporary artist)
Yukiko Kaneko (Chief curator of Aomori Contemporary Art Center)
Yamamoto Masami (Funabashi City Board of Education, Former Tokyo Metropolitan Museum of Contemporary Art curators)

・19: 00 ~ 20: 30
· Lecture by special guest
About art and society in overseas. From curator Mr. Josue Matos, now resident at the Aomori Contemporary Arts Center ,
The way of thinking about educational dissemination in France, Brazil’s now, efforts by art projects, etc.

Josue Matos (Chief Curator, Santa Catarina Museum of Art, Instituto Adelina Art Director)

20: 30 ~ 21: 00
· Question, exchange meeting.

Organized by: Non-profit organization FULLFILL http://artproject.link/fulfill/
※ Fulfill is a not-for-profit organization. Participation fee will be used for venue fee, materials and interpreting fee.

< Guest Profile >

Josué Mattos
Born in 1982. A curator, historian of art and researcher, based between São Paulo and Florianópolis, Brazil. He holds a BA in History of Art and Archeology and an MA in History of Contemporary Art, from the Université Paris X Nanterre. In 2009, he holds an MA in curatorial practices, from the Université Paris I Panthéon-Sorbonne. Invited by SESC São Paulo, he conceived Frestas – Triennial of Arts and was the general curator for its first edition (2014). Mattos was chief curator of Art Museum of Santa Catarina, received the 6º Prize Marcantonio Vilaça for his curatorial practice, and has been a member of the Nominating Committee of Pipa Prize (Rio de Janeiro) and the artistic director of Instituto Adelina, São Paulo.

Selected Exhibitions
2018 “Helpless Brazil”, National Museum of History (MHN) Rio de Janeiro, Brazil
2017 “Party Room”, Art Museum of Santa Catarina (MASC), Florinópolis, Brazil
2014-2015 “Our proposition is the dialogue” (Frestas – Trienal de Artes), Sesc Sorocaba, SP, Brazil.
2012 “I was what you are and you will be what I am”, Paço das Artes, SP, Brazil.
2009 “Sandra Cinto and Brígida Baltar – Terres et Cieux”, Mairie VIIIème, Paris, France

 

 

News 2018.October

ART PICNIC

子供のためのエデュケーションプログラム

プログラム:「ハロウィンのアートパーティー」

日時:10月28日 日曜日 午後2時30分より5時30分まで

料金:5000円(材料費込み、お茶とお菓子付き)

対象年齢:3歳〜小学生

プログラムの種類:アートパーティー・動きのあるイベント

開催場所:Artpicnic スタジオ 東京都板橋区前野町6−10

活動内容:

秋から冬に移り変わる季節を感じながら、大きなシーツに絵の具で絵を描きましょう。布を切ったり結んだりしてかぶり、カラフルなゴーストに仮装しましょう。お茶とお菓子つきです。

ハロウィンは、古来ヨーロッパのケルト文化で、収穫を祝い穢れを祓う祝祭行事です。日本の東北のなまはげなども来訪神と言い共通していると言われています。未知の何者かに変身する願望は人間の根源的なものなのかもしれません。
風土の中で生きた人々の暮らしと精神を反映した文化に思いをはせます。

活動の流れ:
導入にハロウィンの文化について学び、鑑賞をします。
昔の祝祭の画像や、仮面やモンスターを描いた古今東西の有名な奇想の絵画を鑑賞します。ジェームス・アンソールやヒロエムス・ボッシュ、葛飾北斎、などの絵画や、その他に新しい表現を生み出す現代の作家の作品を紹介します。
様々な文化や表現の世界を楽しみ、イメージを膨らませ、それから制作に入ります。
大きな布に絵具で描く体験は、こどもにとって特別な興奮するものとなるでしょう。
描いたあとは、ハサミで布に穴を開けてかぶります。
カラフルなお化けを作りましょう。
最後に一人ずつ発表します。
みんなでおやつを食べ、影絵をして遊びます。

ジェームズ・アンソール 「死神と仮面」 1897年  カンヴァスに油彩 ベルギー
 復刻版の影絵の本 1858年ロンドン
 

プログラムの様子



 

導入の鑑賞教育では、はじめに世界各地の仮面の祭りの画像を見てハロウィンの風習について考えた後に、
様々な絵画作品を紹介し、解説しました。ヒロエニムス・ボッシュ、ジェームス・アンソール、葛飾北斎、河鍋暁斎、オディロン・ルドン、現代の作家では室井久美子さん、アルバーノ・アフォンソさんの作品を紹介しました。
初めて見る不思議な世界感の作品に、子供達は盛り上がり、下がってと言ってもぐいぐい前に来てモニターに近づきすぎるくらい興奮していました。とても興味を持って、感想を言い合っていました。古典から現代へ順に紹介しましたが、抽象絵画でもさらに意見は活発に出て子供達は様々な想像を巡らせていました。今回は低学年のみだったのですが、これは僕には〇〇に見える、〇〇のように感じる、という感想のほかに、この絵はどのくらいの大きさなのか、何でできているのか?などの質問も自然と出てきて子供の好奇心と想像力に驚きました。

盛り上がった鑑賞を終えて、制作の前に紙芝居を読みました。
ジャックデュノワの有名なお化けのシリーズから、食べたものによって体の色が変わるお化けのパーティのお話を読みきかせしました。これから布に色を塗る制作をする事と重なるお話です。
鑑賞では人の作品を「見て」自分の意見を「話し」、次に静かに耳を傾けて「聞く」ことで気持ちが静かに落ち着き、そこから受けた刺激から気持ちが制作に向かいます。
  

制作後にチームごとに発表をしました。

発表の後で、ブラックライトをつけて色が光で変化する様子を楽しみました。
お母さんたちのところへ行きお菓子を貰い、影絵ではダイナミックに動いて光と影の不思議と、空間を感じ取る遊びをしました。
ある物とない物の間、生と死の境界を行き来する不思議なハロウィンに重ね合わせたプログラムでした。
それぞれが特別なハロウィンの体験となったと思います。