よぞらのほし2

「よぞらのほし②」プログラムの様子

エボリューション3

 

 

 


 

久しぶりの共同制作です。振替えの方が多かったのでソーシャルディスタンスを広く取って活動できました。新しくできたクラスなのでみんな少し緊張気味でしたが、進むにつれ制作に没頭して行きました。いつも描かないような大きな画面で、のびのびと描くことができたので、それぞれがいろいろな新しいチャレンジをしていました

鑑賞ではカンディンスキーについて鑑賞しました。
ワシリー・カンディンスキーは、それまでの目に見える対象を描く具象絵画から、目に見えない音楽を絵に描くことに取り組み、初めて具体的なイメージのない抽象表現へと到達した時代を代表する作家です。シェーンベルクの演奏会で衝撃を受けて描いた「印象」という作品を紹介しました。

制作ではシェーンベルクの曲を聴いてドローイングを始めました。
シェーンベルクの音楽もまたメロディーのない新しい音楽でした。
後半は、みんなが好きな音楽をかけて絵を描きました。

前回と同じく、黒い画面に白い点をうって星空を描き、そこから線をつなげて形を探して行きました。広い紙の上にどんどんと線が広がって行きました。それぞれの個性のある線やかわいい形が画面を埋め尽くし、次に絵の具で色を入れました。今回は、前回の水彩絵の具の他にアクリル絵の具を用意して、ハケやローラーも使用しました。円や三角などの幾何学形態のスポンジも使いました。形を作りながら色を塗り広げていったり、端から端まで走りながら描いたりしました。
迫力ある画面が完成しました。次回壁面に展示します。

小さいお家1

『ちいさいおうち1』プログラムの様子
2022年1月29(土)エボリューション1・2クラス


好きな素材を自分で取りに行って、いろいろある中から選んで制作します。
形からひらめいたり、作りたいものに合わせて素材を選んだり。
みんな工作が好きで、お家でもいつも何かやっていますという人が多いので、
全く迷いがなく一心不乱に作り始めていてすごいです。


ここにこれを置きたいけどどうしようかな?


重さとバランスを考えながら工夫して取り付けていました。
自分で考えて重力や物質の性質を体感するのが工作の醍醐味。
ものづくり全てに通じていますね。


宇宙戦艦ヤマトのような家!
積み上がった構造の一番上に小さい人が乗っています。


没頭する静かな時間。



何やら線を一生懸命引いて等間隔に切っている人

陸橋型の家?を作っているようです。小さな建築家のようですね。


足が生えていて稼働する家を作っている人。
高学年は工作でも複雑なアイデアを形にすることができるようになっています。


小さな家具をたくさん上手に作っている子


慣れている人はグルーガンも使いました。
形ができた人は絵の具で着彩に入ります。

 
どこを切ろうかな?欲しいサイズに工夫して切る。
そういう経験の積み重ねが、空間把握やバランスなど脳の感覚を養います。


部屋の中に滑り台が!


コタツを作っているそう!

ドアを作りたいとのこと


みんな様々な工夫をしていました。

女子は内装が細かく作り込まれて比率が現実的、男子はひたすら大きい建造物を作りたい、という人が多くて面白いです。

昨年は体が入るサイズの大きい工作をしましたが、今回はサイズが小さいことでそれぞれの想像の世界に入り込んで、秘密の世界を作れるようなプログラムにしました。冬はこう言う細かな作業に向いていると思います。

今は、あつ森やマイクラなどゲームで架空のものづくりばかりが増えているので、手先を使う作業の時間も多く持つことは必要な経験ですね。
失敗してやり直してみることや、どうやったらうまくいくか考えることも大切な時間です。

次回は着彩して仕上げます。
作品はそのまま持ち帰ります。乾かない場合は次回までお預かりします。
あまり大きくすると持って帰れなくなるのでご注意!

 

体験プログラム

体験プログラムを開催しています。

「虹を描こう」

はじめに鑑賞でモーリス・ルイスと靉嘔の作品を紹介した後、制作に入ります。
赤、青、黄の3つの絵の具だけを使って、色を作ってゆき、虹を描きます。
虹を描いた後は、その絵の具を使って、それぞれがいろいろな技法を試したり、イメージを表現して、みなさん素敵な世界が広がっていました。

 

クリスマスプログラムと作品展

2021年クリスマスに、新スペースにて移転オープンいたしました。
作品展とクリスマスプログラムを開催しました。
ご来場・ご参加いただいた皆様ありがとうございました。



11月に制作した「たのしいわがや」の家族の思い出の絵を展示しました。
みんなの作品で華やかなオープンとなりました。







アニメーション作品も展示しました。
それぞれのイマジネーションあふれる世界が展開されていて素晴らしいです。

プログラムは「魔法の本作り」大好きな人にプレゼントを贈ろう。
ポップアップの仕組みを紹介してカードを作りました。




おばあちゃんのためにマフラーを描いてプレゼントした子も。
素敵ですね。


可愛いスノーマンと消防自動車!

 
みんな素敵な魔法の本が完成しました。


講師の先生達もお友達を連れて展示を見に来てくれました。
(マスクはつけています。写真のため一瞬だけ外してくれました。)


慣れない新スペースで防犯ブザーが鳴り止まなくなるという
ハプニングもあり、バタバタしてしまいすみませんでした。
準備していたサンタのひげをつける暇もなく終了してしまいましたが、
これからここでいろいろな楽しい企画を開催していきたいと思います。

来年からここで新しいクラスがスタートします。

移転

これまで、当初は個人宅、マンション、次に板橋区立のホールなどの施設をお借りして開催していましたが、参加者希望者が増え、区外からの問い合わせや、キャンセル待ちの方が多くなってきたため、移転することとなりました。
また、区立ホールは他のサークルとの抽選となりますのでコロナが落ち着いてきたところでお年寄りの活動などが始まりますと土曜の利用が難しくなってきます。そこで、新しく固定の場所をお借りして開催することとなりました。
それに伴いまして、日時、参加費、規定、運営方法などの諸条件が、これまでと変更になります。参加者にはすでにお伝え済みですが、ウェブサイトの情報を更新いたしましたのでご確認ください。

新スペースの場所は、板橋本町駅徒歩1分のオフィスビルです。

今後は画材や作品を置いておけるので、より幅広い表現活動をすることができそうです。駅徒歩1分ですので三田線沿線で板橋区外からの参加者も通うことができます。遠くなってしまった参加者には大変申し訳ありません。利用料やビル内の治安などを考慮してこちらとなりました。
今後も、子供達の健やかな成長と未来に対して、アートが何をできるか日々研究し、努力してまいりたいと思います。
新しくなったARTPICNICをよろしくお願いいたします。




 

絵を描こう!

2020年12月絵を描こう!自由制作の様子です。一年間の集大成。
1月の展覧会に向けてキャンバスとアクリル絵の具でそれぞれ好きなものを描いています。年内最後のプログラムでした。


大作に挑戦!大好きなお人形と私。

のびのびと描いていて素晴らしいです。

はじめにパステルでスケッチブックにエスキースをしてから画面に取り組みます。

キャンバス、鉛筆、色鉛筆、パステル、アクリル絵の具。
モチーフの図鑑などもいろいろと用意しています。

絵の具を選んで自分の色を作る。真剣なまなざしです。


はじめにキャンバスにカラージェッソで下地を作ります。


前回から取り組んで完成した子は、クリスマスカード作りをしました。

アクリル絵の具を塗り重ねて仕上げていきます。

クリスマス会は残念ながらコロナ第3波で中止となりましたが、
スタッフのこうちゃん先生にはサンタ帽をかぶってもらいました。笑


定規でまっすぐな線を引きたいという子。
自分で納得いく線を探っていました。


ヨーロッパのお城を書いている子。
ハリーポッターにはまっているそうです。

花籠を描いている子。写真をもとに丁寧な手順で繊細に描いていました。
アクリル絵の具は、小学校で使う水彩絵の具と少し違うので慣れが必要ですが、説明をよく理解して扱っていました。水彩は下の色が透けるので薄い色から濃い色に重ねて描きますが、アクリルは乾くと違う色を重ねて塗ることができます。厚く絵の具を塗るとボリュームが出ます。ただ、黄色は下の色が透けやすいので、下地をもう一度塗って書き込むと良いよ、とアドバイスすると納得して進めていました。

完成してきたら離れて見て確認します。
オリジナルの世界観を表現している子。
色の塗り重ね方やタッチなども独自に工夫していて素晴らしいです。


一年生も道具の片付けが上手になってきました。


できた!でももう少し描き足したい!

 


誰かが面白そうなことをやっていたら興味が湧きます。
今年から参加した一年生達もお友達同士の交流が生まれています。


さらに描き込んで完成させます。

小さい子は届かない所は自分から立って描いています。
蝶々の図鑑を見てよく観察しながら自分流にアレンジして描いていました。


筆の水分をペーパーで調節します。


次はどこを描こうかな?画面を見つめて。真剣です。


他の人の作品を見学するのも面白い。
新鮮で、絵の感想のやり取りも、楽しく刺激になりますね。


出来た!完成した後にさらにスケッチブックに新しい絵を描いていました。


高学年。モモンガの写真を見ながら描いていました。
木の枝が交差する難しい構図の写真でしたが、バランスよくまとめていて感心です。


一度描いた顔の部分を後から講師と見直してみて
モモンガの特徴を考えてみたところ、
さらに重ね塗りして目を描き直すことにしました。
完成が楽しみです。


お城を重ね塗りして描いて疲れてきたところ。
高学年の方が丁寧に描き込んだり慎重に進めていたので、
みんな時間がかかっていました。


終了して乾かしています。まだの人は次回も継続することになりました。


完成!

最後にアートカードゲームをしました。
このところ、コロナでおやつもジュースもなくなってしまい残念ですが、
その代わり時間が足りなくてできないことが多かった鑑賞やゲームの時間がしっかりとれて、活動は充実しています。

主役を一人決め、その人が選んだ作品カードをみんなで当てます。
今日は主役役の人はサンタ帽をかぶりました。

質問をしていく中で、いろいろな角度から絵を見る観察力や、ボキャブラリーが育まれます。
そして、人それぞれ感じ方が違うことに気づいたり、いろいろな意見があることを知ったり、違う見方を知って驚いたり、表現の違いを楽しんだり、といったアートの根本を体感することができます。

動く絵 2.3

プログラム「動く絵」で制作したアニメーション作品。
現在編集中です。量が多いため時間がかかっておりますが、展覧会までに仕上げたいと思いますので少々お待ちください。楽しい作品がたくさんできました!

みんなよく理解して動かしていて、4年生は自分で撮影できるようになっていました。
お家で撮影する際のコツは、カメラと画面の位置を固定することだけです。

出来上がった作品は、それぞれの頭の中にある想像の世界をのぞき見るようで、みんなこんな素敵なことを考えているのだなぁと、みんなの想像の世界の豊かさに感動しました。


   

制作中の様子を紹介します。
キャラクターと背景画をそれぞれ作って動かしています。




撮影が出来た人は3コマのゾーロトープも作りました。



10月第2回のおやつはハロウィンドーナツでした🎃

前野ホールのレクレーションルーム1は部屋に黒板があるので、
最近は教室が終わったあと先生が片付けている横で
子供たちが黒板に絵を描いて遊んでいます。
楽しい時間ですね。

ARTCAMP

2020年のハロウィンはスケッチ旅行のツアーを企画しました。

「マジカルアートツアー・ハロウィンの森にスケッチ旅行」と題して、

群馬県の浅間高原に位置する北軽井沢に2泊3日で出かけました。

みんな自然の中で感じた感動をそのままに、熱中して取り組んでいました。

それぞれの秋を閉じ込めた、素晴らしい作品が出来上がりました。

きっと不思議の森の魔女も喜んでいるでしょう。

 

               

 

    

 

 

 

うごく絵

10月第一回のプログラム『うごく絵』

コマ撮りアニメーション作り

紙にキャラクターを描いて切り取り、背景も描いて、その上で少しづつ動かして撮影します。

作品をアップしました。

https://www.youtube.com/channel/UCRo9nX4aq8O8IXK1Qah3b0g/

オリジナルのキャラクターたちが楽しく動きます。

みんな初めてなのに説明した話をよく理解して動かしていました。

なかよし!どんなお話なのか興味をそそられます。

絵が動くのが面白くて、どんな風に見えるのか想像しながら動かすのはワクワクしますね。みんなで完成した絵を同じ景色の中に置いてみたときは大いに盛り上がりました。

次回は、背景を完成させて、まだの人も一人ずつ描いた背景の上で動かします。海賊とお化けの戦いに、ドレスの着替え、森の中でのティーパーティーと、それぞれに面白い世界が出来てきていました。絵の中でならなんでもできる!

アイデア次第で自由自在に様々な空想の世界が広がって行きます。

日頃何気なくて見いるゲームやアニメも誰か作っている人がいて、自分で自由に作ることもできるということを知ってもらいたいです。

次回はどんなお話が生まれるのかな?
タイトルと、音楽もつけたいですね。

鑑賞では、アニメーション生誕100年を記念して作られた「TOKYO LOOP」というオムニバス作品 から、いくつかの作品を鑑賞しました。日本の第一線のクリエイターによる短編集です。みんな不思議な世界に見入っていました。

http://www.imageforum.co.jp/tokyoloop/

 

静物画に挑戦

2020年9月のテーマは静物画に挑戦!
9月一回目は野菜や果物などのモチーフを用意して描きました。

前回は、絵には「抽象」と「具象」という分け方があるというお話をしましたが、今回は、描く対象によって「静物画」「人物画」「風景画」などの呼び方があるというお話をして、ヨーロッパと日本の有名な静物画を鑑賞しました。

その後、沢山用意したモチーフの中から好きなものを選んで描きました。
今回から継続参加の方は、一人一冊自分のクロッキー帳を続けて使うことにしましたので、おすすめのクロッキー帳を購入して配り、各自名前を書きました。どんどんたくさん描くための練習帳です。一冊に描きためることで、自分の時間や変化が記録として残りますし、制作の時の資料にもなります。単発参加の方には別に紙を用意します。

子供の絵は、子供の身体や脳の成長や、個別の生まれ持った感性や、内面の発達が反映されています。今の子供の状態そのものを反映していて、今描いている絵は今しか描けない大切な絵です。大人のように上手く描くことよりも、感じること、見ること、それをのびのびと表現していくことを繰り返すことが大切です。繰り返すことで感覚は蓄積されて自信につながっていき、絵も心の成長とともにどんどん変わっていきます。おうちの方も今しか描けない絵を楽しんで、大事にしてあげてください。

今回の制作では、スタンダードな絵画制作方法にトライしてみます。

まずは、クロッキー帳にコンテでラフスケッチを何枚もします。
簡単に手早く大まかな特徴や形を捉えて何枚も描くことで、対象物の形をつかみます。だんだんと観察が深まり、自分の中に形や空間や対象物のイメージが積み重なっていきます。つかんできたら、描くものと配置を決めて、本番の紙に下書きを描きます。
コンテは、鉛筆よりも柔らかく、側面全体や角を使うことで色々なタッチで手早くものを捉えるのに向いています。
今後は風景のスケッチや人物のクロッキーなども行なっていきたいと思います。
昔は小学校でもコンテを購入してクロッキーの授業がありましたが、今は指導要領内容の多様化と授業時間の短縮で小学校ではやらなくなっていて、みんな初めてのコンテとスケッチでした。

教室の様子。1年生のお友達が3人増えてにぎやかになりました。コロナ対策で一人一台ずつ長机を使っています。
奥の赤いバツは、本来は食器棚なのですが現在使用禁止で赤いテープが貼られております。

色々な色と形。好きなモチーフを選びます。

とても魅力的なバナナのスケッチ。

アクリル絵具で色をつけます。

バナナの次にナスに取り組み、ナスは紫か黒かどっちなんだろう〜と悩んでいた子。一つの野菜の中に色々な色があることに気づいた瞬間です。紫と黒と、その他に灰色と白と明るい赤紫のところがあることをスケッチでとらえて、制作に入りました。素晴らしいですね。


今回使用したコンテとパステルです。

スケッチブックはイタリアのファブリアーノのラフブックです。
私も使用していて、描き心地がよく、手軽な薄さと水彩スケッチにも耐える強さがあって、おすすめです。切り取り線があるので気に入った作品はあとで切り取って額に入れて飾ることもできます。

制作用紙はウィンザーニュートンの厚口水彩紙を使用しました。

絵具はターナーゴールデンのリキッドを使用しています。リキッド状になっているので、子供でも水の調節が容易で、描きやすいです。色数が豊富で、重ね塗りができ、水を少なく厚く塗ったり、水で薄く伸ばせば水彩的にも使えます。

モチーフは、りんごと梨とレモンが人気でした。パプリカと唐辛子も。誰にも描いてもらえなかったチンゲンサイは寂しくしおれておりました。

来週も引き続き制作します!